2022.02.13

顎関節症と、グレーゾーンとたたかいについて。書き切れませんでした。長いです。

今日また、晩ごはんを食べているときに左顎の関節がずれてしばらく口を動かせなくなってしまいました。心身の不調は早めに対処すべし。健康が一番という言葉があまり好きではなかったですが、一番です。

でも、症状が一時的だったりそれによって忘れてしまったりなんとか生活できて仕舞えば病院に行かない人は多いだろうし病院に行っても経過観察や薬で済まされてしまうことも多いでしょうね。

そういった、治療するほどではないけれど本当は困っていてどうにかしたい人たちに対して、何かもう少し踏み込んだ話や、具体的な行動を伝えられるような、予防や対策を伝えられるような仕事がしたいと、つまり人々の生活について関われる仕事がしたいと(＝広義の作業療法だと思いませんか)以前は思っていました。人々には至るところで隙間や穴が存在しています。

しかし現実にはそのような予防的措置が必要そうな人々には手が回らないほど、現場は人手も知識技術も及んでいないことがわかりました。現在確立されている知識技術を会得することさえもなかなか難しかった。そして医療福祉現場で働く人すべてが同じ価値観や目的や立場や環境...で仕事をしているわけではないこともわかってきました。話が逸れました。(実際には逸れていないのですが。)

顎の不調はわたしがなんとなく覚えている限りでは、たしか高校生の頃にはすでに...左顎の辺りからジャリジャリする音がしていました。現在、顎関節症の治療をきちんとスタートし鎮痛剤と筋弛緩薬を飲んでいますけど(筋弛緩薬の副作用でひどい眠気に襲われ、毎日気絶しています)それでも、例えばポテトチップスを一袋食べようとするだけで顎がおかしくなり、痛みます。

長年悩んでいた舌の痛みは、歯の噛み締めにより舌が傷ついているからだそう。アレルギーだと思ってた。塩、醤油、酢、炭酸などは特に、ほとんどすべての食事で(唾液や水でもしみます...)ぴりぴりとした刺さるような痛みを感じて過ごしています。

近いうちにマウスピースもつけて噛み締める習慣にも気をつけて、改善することを祈っています。はやく美味しく食事が食べられるようになりたいです。ちなみに酎ハイ等のお酒もちゃんと痛いです。舌を出して写真を撮れる人が羨ましいです。治っても舌は出さないけど。

わたしは病院が好きで、自分の体調の変化を気にするのが好きで(?)、というか...しかし健康状態のことを人に言い過ぎるとウザがられるのは承知していました(主に話のターゲットは母親、ごめんなさい)。いい気持ちになる人は珍しいだろうし、返事やリアクションに困る人が多いみたいだし、それで、書くのを控えていましたが今日は書いてしまいました。すみません。もう書きません。たぶん。

例えばこのように言いたいこととか思っていることとかは書き出せばたくさんありそうですけど、今回のことは実名のFacebookではやっぱり書けないなと思って、でもどこかに書いておきたい気がして迷った末、ここに決めました。実名じゃ書けないですよ、自分はグレーゾーンだと思っていることを。いや自分だけではなく。

このことはどんなトーンで表現したらいいのかわかりません。多様性とは何でしょうか。そしてそれらを公開することにどんな意味があるのかもはっきりとわからない。言葉がもつ時代的な意味合いもきちんと解釈できていないと思います。身体的なことは上にも書いたように、それでもぎりぎり許容範囲を超えて(!)書けはしますが、心理的・精神的なことは書きづらい。そして、器質的なこともまた。

わたしは脳に興味があります。知識的な意味でのヒトです。ヒトが何をどう感じているのか？そしてどんなふうに行動に現れるのか？についてほわーっと興味があるみたいな(デカすぎる括り笑)。この言い方で合ってるのかしら...とても間違っている気がする...

こんなことをいうのは、仮にも医療福祉系の職場にいる奴の人間性としてどうなのか定かではありませんけど...わたしが医療系のことを学びたくなった理由の一つに「わたし自身のことを知りたい」というのがあります。というかこれがでかい気がします。自分のことを説明したかった、どうにかしてあらわしたかった(そしてあの子のことが知りたかったんだと思います)(どちらも叶わず...)

フリーターとして働いている今、必死に、まじめにならないように気をつけています。それでも小さな機会に人間の、主に脳の器質的なことを学ぶと興味深いなぁと前のめりになることがあります。そして自分自身を投影している。説明したがっている。

人に笑われることや、からかわれること、真似されること、変とかおかしいとか言われること、ほとんどの人は自然と学んでいけているらしいのにどうしても理解できないままでいること、人と話しているときの違和感、他人との違いやズレ。

あまり言葉にすることではないのかもしれませんけど、そういうものを何かではっきりとさせたいところがずっとあったのだと思います。名前がつくとそれなりに安心です。しかし、人間はそう簡単にくくれるものではありませんでした。言葉では表せないこと、人間が説明できる事象には限りがあるのでした。

気づくとわたしの周りには困っている人ばかりいました。ほとんど、困っている人しかいませんでした。生きていくのはあまりにも大変だと思う。人間は凸凹であることをお互いの内には抱えているのに、みんな知らんぷりして表面だけなぞって取り繕っていてこわい。

曖昧な同情や共感は優しくないし、多数決でなんとなく流れていき、かたまりになれると正しいと思い込む、又は知らなくていいと突き飛ばして距離をとり、見つめているものから目を逸らしてめんどうを避けている。想像や常識で決めつける、傷つけ合う、亀裂が開いていくようで、解決とは何なのでしょうか、それが難しいということもわかってしまって悲しい。黙っているだけの何もしないわたし。戦闘不能。こころがみえない、こころはみせない。愛と平和はどこですか。明日もできる限り人と話したくありません。

妹のアカチャンの生理的微笑や眠る顔、そちらを見つめる犬、ひとり好きなことをして過ごすときには、穏やかに、時間の流れをゆっくりにすることができる。傷つかない世界は平和ではない。ある本の後書きに、このように書いてありました。ひとは、産まれた瞬間から痛み(刺激)と慣れの連続体であると。

フリーターでそれなりに働くことを誰かに許してほしい。でもそうするといまの仕事は、と思いながら通っています。